書評: しっかり知りたいビッグデータとAI
AIについて優しく書いてある本。知っているいことが多かったです。ここ数年のAI関連の事柄をわかりやすく紹介している本です。
AIって騒がれているけど、なんじゃろ?と思っている人にはちょうどいいんじゃないかな。
博士と営業職の若手社員の掛け合い形式になっていて読みやすい。
タイトルには「ビッグデータ」も書いてあります。3年前のバズワードと今年のバズワードが並べて書いてあるので、若干のふるさを感じたが、発売は2018年。ビッグデータを入れてくるあたりが「説明するぞ!」という気持ちが強い感じ。
- 作者: 宇野毅明,池田亜希子
- 出版社/メーカー: 丸善出版
- 発売日: 2018/07/03
- メディア: 新書
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AI自体はだいぶん前から存在していたのですが、再度注目されだしたのは、こんな流れかな?と私は思っています。
- コンピューターの機能向上
- クラウド化が進んで、誰でも手軽に大容量、高品質のコンピューターが使えるようになった
- 手軽にビッグデータが収集できるようになった
- 速くビッグデーターが集計できるようになった
- 大量のデータを計算して人より速い速度で解析ができるようになった
- 画像処理やルールがあることをすばやく処理できるようになった
- AIが再注目されだした
AI(Artificial Intelligence)こと「人工知能」が得意なことと不得意なところについてまとめてあります。
将棋や囲碁でコンピューターがプロと戦った話や、大量のデータをもとに人の行動を分析する話等が書いてあります。
ニュース見ている理系の人は読まなくていいと思いますが、漠然とAIってなに?ロボ?とか思っている人は1回読んだほうがいいと思う。